きくち式 聞く知識”をテーマに、様々なジャンルのゲストをお迎えしてカフェのようにくつろいだ雰囲気でお話を聞くコーナーにお招きして頂きました。

番組内容:
■ そもそも「気象病」、「天気痛」って何?
■ この時期、気をつけたい「春だる」について

●だいぶ春らしくなってきましたが、この時期に気をつけたい気象病ってあるんですか?
新しい生活がスタートするイメージがある「春」。しかし眠気と体のダルさを感じる季節でも
あります。この「春だる」は多くの方が感じる気象と健康の関係が原因であることが分かって
います。この「春だる」の原因と解決方法をご紹介します。

●「春だる」の原因について教えてください。
ダルさの原因の一つめは春の温度変化が大きくなることです。
寒い冬の時期は自律神経のうちの交感神経が優位ですが、暖かくなるに従って、
副交感神経が優位になってきます。
ところが、春は日によって気温が大きく上下するので、自律神経がうまく対応できずに
乱れてダルさや疲れを感じやすくなります。

二つめの原因は高気圧と低気圧の入れ替わりが激しいことです。
これも自律神経の乱れを発生させます。
低気圧になると副交感神経が優位になって眠気やダルさが発生します。
ウェザーニューズの調査によると、
日本人の1,000万人以上の方が低気圧で体調を崩すといった結果が出ています。

●こういった「春だる」の状態を解決する方法はあるんですか?
日々の生活の中でできることをいくつかご紹介します。

・朝は太陽光を浴びよう
まずは、朝起きたら、窓を開けて太陽光を浴びれば、体内時計がリセットされ、
夜間に優位に働いていた副交感神経から交感神経への切り替えがスムーズに行われて、
すっきりと起きることができます。

・カラダを温めてストレスを緩和
体を暖めるとダルさの要因であるストレスを和らげる効果を得る事ができると言われています。40度前後のぬる目のお湯に浸かると、緊張のせいで優位になっていた交感神経から
副交感神経への切り替えが起こり、体がリラックスします。
一日の終わりに体を温める事で、睡眠も促進され、寝不足などの解消にも効果的です。

●毎日の生活を少し気をつけるだけで、「春だる」の予防につながるんですね。
新生活など楽しいことが多い春ですが、実はカラダに負担がかかりやすい季節でもあります。軽やかな毎日が過ごせるよう、日々の生活でちょっとした工夫をすることが大切です。

番組ラストにはリクエスト曲をかけて頂きました。
明日に架ける橋 / サイモン&ガーファンクル ( 1970年 )
❇︎中学時代に英語の授業で何度となく聞いた大好きな曲です。

ありがとうございました。